トラックの幌に使用されている9号帆布。軽く丈夫で防水性も抜群です。そしてこの生地は、地球環境にも優しい天然素材。そんな素材に着目して作られた鞄が「SILVER LAKE CLUB」の9号帆布シリーズ。
素材自体に強力なパラフィン加工が施してあるので、防水性もさることながら通気性もあり、使い込むほどに様々の違いを実感出来るシリーズです。
内装に使用されているシルバーの素材もまた保冷効果と防水機能を兼ね備えたオリジナル仕様。使い込む程に、愛着の湧く鞄となってくれるよう事ある度に改良を重ね、より完成度を高めています。
又、1つ1つの商品の内側に縫い込まれたシリアルNO.は、商品に対する責任と、職人のプライドの証です。
ただ使用時に不便を生じる恐れのあるサイフ、小物等には、このこだわりのシリアルNO.は省略しました。

<50年以上続いたというトラックの幌生地の防水性>

天然素材と一口に言っても、OUTDOORの用途に耐えられるものでないと意味がありません。そこで、時代の流れの中で淘汰され、今も残って活躍している素材をテーマに捜し続けました。そこで見つけたのがこの素材です。「トラックの幌の特徴は、荷台に1人でかける事も多かったため、軽くないといけない。そして丈夫で、何よりも防水機能が秀でていなければ意味がない」それ等を最大のテーマとして、戦後のトラックの全盛期、何十軒もの帆布メーカーがしのぎを削って、研究開発した素材です。天然素材の持つ強さと特徴を最大限に引き出した傑作といえます。

<内装に使用したシルバー布>

フィッシングを切り口としたため、特に防水効果と保冷機能をイメージに置きました。天然素材自体にも熱を通しにくい特性は十分にありますが、それでも、もう一、二歩踏み込んで、よりそれ等の機能の充実を計ったのもシルバーレイククラブの商品群の持つ特性といえます。

このシルバー布との出合いは、100%紫外線をカットするという暗室用のカーテンの素材でした。この薄く、軽い素材が、断熱効果をより高めるという事実に気付き、躊躇なく取り入れました。ただ、しばらく使用する内に、ミシン目部分の耐久性に問題があることに気付き、現在は、210デニールの高密度ナイロンに、アルミ樹脂コーティングを施すという、より強く、より保冷、防水能力のある素材に切り替えました。このように、シルバーレイククラブでは、使用するうちに不都合が生じれば、出来る限りスピーディに物事に対応してゆく姿勢を最大のテーマにしています。

<縫製部分の特徴と機能を一部ご紹介>

天然素材の特徴を最大限に引き出すため、素材の裏側に、ビニールコーティングとかウレタンコーティング等の処理を施していません。そのために総てのカット部分にテープを巻き、スリップ防止の処理をしています。
又、内装の各ポケットも、使用目的重視の機能を持たせています。職人泣かせの鞄といわれている所以です。
又、帆布製品でありながら、ほとんどの部分にシルバーシートを張り、革製品と同様の作りとなっています。この作りにより、耐久性もグンとアップしています。

写真のNO.130904.ナイスファイトをしてくれた魚の1尾位は、丁重にキープして食べてやるのが基本という意見に、いたく同感して考えたデザイン。

久方ぶりに来た良型。野ジメの後、ハラワタを取り、少々の塩を振り、ヨモギの葉でも一緒にビニール袋に入れこの簡易クーラーの中に・・・。特に夏場は、そうした場合としなかった場合の差は歴然としていますので試してみて下さい。